Velaton(ベラトン)

9月11日は日本ではニューヨークのテロで有名な日だと思いますが、
チリでは1973年にクーデターが起きた日なんです。
これによって連行、処刑された多数の人を慰霊するベラトンが
毎年国立競技場で行われていると聞いて行ってきました。

国立競技場ではクーデター以降、かなりの人が処刑されたそうです。
連行されて未だに生死さえも不明な人も多く、
そういう人達を探すためのポスターもあちこちに貼られていました。
うちの旦那は以前チリに留学していたとき、
色々な人から不当に処刑された人たちの話を聞いていたので
どうしても慰霊に行きたかったそうなんです。

9月11日は毎年あちこちで警官隊との衝突が起きるので、
直前まで行くかどうか迷っていたんですが、
今年は去年ほど不気味な雰囲気がなかったため、思い切って行ってきました。

8時からのセレモニーに行くと既にたくさんのろうそくがともされていました。
壁にメッセージを書いている人たち、捜索用のポスターを貼っている人たち、
黙々とろうそくに火を灯していっている人たち。
何も言葉が浮かばないくらい重い雰囲気の中、私達もろうそくを灯してきました。

うちから国立競技場までの道のりは歩いて30分弱。
その間は何もありませんでしたが、残念ながら別の地域では
かなり大規模な抗争があったようで、警官が一人亡くなられたそうです。
チリも経済的に成長してきているとはいえ、貧富の差は広がる一方です。
まだまだこういった暗い影はあちこちにたくさんあります。
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