お疲れさまでした

2014年W杯決勝トーナメントの第1試合、
ブラジル対チリが行われました。
もうほとんどの方がご存知の通り、激闘の末、PKでブラジルの勝利で終わりました。

ですが、チリも本当に頑張ったと思います。
怪我明けで本調子じゃないビダル。
私の一番大好きな選手も怪我のため、代表辞退。
監督の使いやすい選手が集まった、今回の代表に
正直、あまり期待はしていませんでした。
(他にも実力のある選手が代表から降ろされてたので)

でも、ブラジルに全然負けてない試合内容でした。
その中で、一番頑張ってたのは、この人だったと思います。
DFのメデル。
c0103368_19161498.jpg

中央でぼろ泣きしてる17番です。

オランダ戦での頑張りで疲労がたまったせいか、
足を痛めており、ブラジル戦出場もぎりぎりまでどうなるかわからなかった状態でした。
でも、延長の後半まで頑張っていました。
本当は最後まで出たかったことだと思います。

一度食らいついたら離さないというくらい、気合の入ったプレーで
以前はかなり気性も荒かったため、(風貌もあるけど)
ピットブルという闘犬のニックネームをつけられている選手です。
今はキレた暴力行為もしなくなり、本当に素晴らしいプレーヤーになったと思います。

見ている方も一瞬も気が抜けないような緊迫した試合で
どちらにも勝たせてあげたかったなーって思うような試合でした。

今思い出しても、ちょっとウルウルしてしまうくらい、感動的な最後でしたけど、
私は最初から音声を消してみていたため、(ひどそうだったんで)
あまり知りませんでしたが、あとで色んなネットの書き込みを見ると
やっぱり良くなかったようですね。

「チリは何も背負うものがない」とかいうことを言っていたそうですが、
何も知らないんだなーって思いました。

あの有名な鉱山事故のほかにも、4年前の地震や津波でまだ復興中だということ、
世界遺産であるバルパライソの大火事で何人もの人たちがいまだに住むところがないこと。
火山噴火の影響で故郷に帰れない人などなど、
そんな人たちの希望も背負っていたんですよね。

ウルグアイのスアレスは貧乏な家に育ったから、精神不安定でとかなんとか
心理学者が言ったりもしてるようですが、
チリのサンチェスもかなり田舎の出身です。
きちんとした病院もないようなところで、医者を街に派遣してもらうために
所属チームのバルセロナのチームメイトの力も借りて、
政府に訴えて、見事に医者の派遣を成功させた人です。
毎年、クリスマス休暇には地元に戻って、子供たちにプレゼントを配るイベントもしてるし、
小さな街の大きなヒーローなんですよね。

もちろん、私はチリに住んでたこともあるし、愛着があるから
チリのニュースは知っているわけですが、
何も知らなければ軽々しく何も言わないでほしいと思ったりなんかして・・・
エラそうなことを言ってしまいますが。

とにかく、今回のチリのW杯での戦いぶりはグループリーグから含めて
素晴らしいものだったと思います。

もうチリにとってのW杯はここで終わってしまいましたが、
記憶に残る試合をしてくれて、本当にありがとう。
チリのファンでよかったって思いました。
c0103368_194031.jpg

[PR]
by chilemoya | 2014-06-29 19:40 | サッカー